セレスポ

サステナビリティ用語集

サステナビリティに関する用語などを分かりやすくご紹介しています。

ア行

アジェンダ21

1992年に開かれた「環境と開発に関する国連会議」(UNCED、地球サミット)において採択された21世紀に向けての行動計画。
同時に採択された「環境と開発に関するリオ宣言」を実行に移すためのもの。

エコツーリズム

自然環境や歴史文化を対象とし、それらを体験し、学ぶとともに、対象となる地域の自然環境や歴史文化の保全に責任を持つ観光のありかた。

エコマーク

ライフサイクル全体を考慮して環境保全に資する商品を認定し、表示する制度であり
ISOの規格(ISO14024)に則った我が国唯一の第三者認証によるタイプI環境ラベル制度である。幅広い商品(物品、サービス)を対象とし、商品の類型ごとに認定基準を設定、公表している。

エシカル(消費)

(倫理的消費) 消費者それぞれが各自にとっての社会的課題の解決を考慮したり,そうした課題に取り組む事業者を応援しながら消費活動を行うこと。

カ行

カーボンニュートラル

2050年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにし、脱炭素社会の実現を目指すこと。国内では2020年の臨時国会にて「2050年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、すなわち2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す」ことが宣言された。

カーボン・オフセット

日常生活や経済活動において避けることができないCO2等の温室効果ガスの排出について、まずできるだけ排出量が減るよう削減努力を行い、どうしても排出される温室効果ガスについて、排出量に見合った温室効果ガスの削減活動に投資すること等により、排出される温室効果ガスを埋め合わせるという考え方。

グリーン購入

循環型社会の形成のためには、「再生品等の供給面の取組」に加え、「需要面からの取組が重要である」という観点から、平成12年5月に循環型社会形成推進基本法の個別法のひとつとして「国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律(グリーン購入法)」が制定されました。

参考サイト
環境省
https://www.env.go.jp/policy/hozen/green/g-law/
グリーン購入ネットワーク
https://www.gpn.jp/

コーポレート・サステナビリティ

企業が事業活動を通じて環境・社会・経済に与える影響を考慮し、長期的な企業戦略を立てていく取組は、コーポレート・サステナビリティ(Corporate Sustainability)と呼ばれています。

サ行

サステナビリティ

現在のニーズのために、将来のニーズを損なわないこと
環境責任、社会進歩、経済活動』への永続的かつバランスのとれたアプローチ

サステナビリティレポート

持続可能な社会の実現に向けて、企業がどのような取り組みをしているかを開示する報告書のこと(=社会視点)

サスティナブルツーリズム

観光地の本来の姿(地域資源「自然」「文化」「伝統」「そこに暮らす人々」)を持続的に保つことができるように、観光地の開発やサービスの在り方を見定め旅行の設定を行うこと。

参考サイト
NPO法人日本エコツーリズムセンター
https://ecocen.jp/sustainable

サステナブルデザイン

住まいや食品、ファッションなどのライフスタイルを通じて、地球環境の維持に貢献するという考え方。

サスティナブルファッション

ファッションの生産、流通において自然環境や社会に配慮した取り組みのこと。

サスティナブルフード

生産から消費までのプロセスにおいて環境・社会のサステナビリティ(持続可能性)に配慮された地球環境にも人間にもやさしい食品のこと。

サプライチェーン

原材料の段階から、製造した商品が消費者に届くまでの一連の流れを「サプライ(供給)チェーン(連鎖)」と呼ぶ。原材料や部品の調達から、製造、在庫管理、販売、配送に至るまでの各工程が別個に存在するのではなく、鎖のようにつながっているという意味で用いられる。

参考サイト
厚生労働省
https://kanairodo.mhlw.go.jp/entrustor/csr.html

ゼロエミッション

1994年に国際連合大学が提唱した考え方。
あらゆる廃棄物を原材料などとして有効活用することにより、廃棄物を一切出さない資源循環型の社会システムのこと。生産活動から出る廃棄物のうち最終処分(埋め立て処分)する量をゼロにすることを指す。

参考サイト
一般財団法人環境イノベーション情報機構
https://www.eic.or.jp/ecoterm/?act=view&ecoword=%A5%BC%A5%ED%A5%A8%A5%DF%A5%C3%A5%B7%A5%E7%A5%F3
タ行

ダイバーシティ&インクルージョン

ダイバーシティは「多様性」、インクルージョンは「受容」を意味する。人種や性別、年齢、障がいの有無、国籍や宗教、性格や価値観、嗜好などの個々の違いを受け入れ、認め合い、尊重し、生かしていくこと。

ナ行

ノーマライゼーション

障がいのある人もない人も、誰もが互いに支え合い、地域で生き生きと明るく豊かに暮らしていける社会を目指す理念のこと。

ハ行

バイオマス(熱利用・燃料製造)

バイオマスとは、生物資源(bio)の量(mass)を表す概念で、「再生可能な、生物由来の有機性資源で化石資源を除いたもの」であり、大気中で新たに二酸化炭素を増加させない「カーボンニュートラル」な資源といわれている。
具体的な資源は、農林水産物、稲わら、もみがら、食品廃棄物、家畜排せつ物、木くずなどを指す。

参考サイト
バイオマスって何だろう? - 農林水産省
https://www.maff.go.jp/chushi/biomass/nanndarou/index.html
バイオマスとは?:九州農政局 - 農林水産省
https://www.maff.go.jp/kyusyu/kikaku/baiomasu/teigitou.html

バリアフリー

高齢者、障がいを抱えた方を含む、全ての人が日常生活の中に存在するあらゆるバリア(障壁)をなくすこと

プラスチックフリー

プラスチックを使用しないことを意味する。
現在日本では、プラスチック資源循環戦略でプラスチック削減に取り組んでいる。

参考サイト
環境省 「プラスチック資源循環戦略」の策定について
https://www.env.go.jp/press/106866.html
ヤ行

ユニバーサルデザイン

製品や建物・環境のデザインの中でも、年齢や能力、状況などにかかわらず、できるだけ多くの人が使いやすいデザインのこと

ユニバーサルイベント

イベントを創る際に、「身障者対応」「高齢者対応」を特別に考えるのではなく、企画構想・計画・会場設計・運営すべてにわたり、誰もが参加できるという前提で考えるイベント。

参考文献
特定非営利活動法人(NPO)ユニバーサルイベント協会
https://u-event.jp/
ラ行

レガシー

「遺産」を意味する言葉。イベントにおいては開催後も長期間にわたり継承・享受できる、イベントの社会的・経済的・文化的恩恵のこと。

0~9

3R(スリーアール)

Reduce(リデュース/発生抑制)、Reuse(リユース/再使用)、Recycle(リサイクル/再生利用)を略した用語でごみを減らす3つの工夫。

4R(フォーアール)

3Rに『断る』ことを表すRefuse(リフューズ/発生回避)加えた、ごみを減らす4つの工夫の用語。

A~Z

CSR

Corporate Social Responsibility の略語で『企業の社会的責任』という意味。
企業活動において、社会的公正や環境などへの配慮を組み込み、従業員、投資家、地域社会などの利害関係者に対して責任ある行動をとるとともに、説明責任を果たしていくことを求める考え方。

CSV

Creating Shared Valueの略語で「共通価値の創造」という意味。アメリカ合衆国の経営学者であるマイケル・ポーター教授が提唱した概念。社会性の高い事業を行なうことで社会問題の解決に取組みながら、利益も生み 出すことを両立させる考え方。

ESD

ESDはEducation for Sustainable Development(持続可能な開発のための教育)の略称。世界の人々や、地球上の生き物、そしてこれから先の未来のことも考えて、みんなが幸せに暮らしていける地球にしていくために、わたしたち一人ひとりができることを学び、行動するための教育活動。つまりESDは持続可能な社会の創り手を育む教育のこと。

参考サイト
環境省(文章)
http://eco.env.go.jp/files/child_esd_sdgs/ja.pdf
文部科学省(一部抜粋)
https://www.mext.go.jp/content/000101745.png

FSC

FSCはForest Stewardship Council(森林管理協議会)の略称。
適切な森林管理の推進を目的とするNPO。適切な森林管理が行われている「森林管理の認証(FM認証)」と森林管理の認証を受けた森林からの木材・木材製品であることを証明する「加工・流通過程の管理の認証(CoC認証)」のFSC®認証制度(森林認証制度)を運営している。

GRI EOSS

オランダに本部を置くNGO団体Global Reporting Initiative(GRI)が発行するレポーティングガイドライン。国際的な信頼に基づき、サステナビリティに関する報告の枠組み。

ISO20121

2012年6月に発行されたイベントの持続可能性に関するマネジメントシステムの国際標準規格
イベント分野においてサステナビリティに取り組んでいくため、環境、社会、経済の側面から影響を管理していくためのマネジメントシステム

LOHAS(ロハス)

LOHAS= Lifestyles of Health and Sustainability の頭文字をとった略語。健康と環境、持続可能な社会生活を心がける生活スタイルのこと。

SDGs

持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)
2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標であり、17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っている。SDGsは発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり,日本としても積極的に取り組んでいる。

SDGs未来都市

持続可能なまちづくりや地域活性化に向けた取組の推進に当たり、SDGsの理念を取り込むことで、政策の全体最適化、地域課題解決の加速化という相乗効果が期待できるため、SDGsを原動力とした地方創生(地方創生SDGs)を推進している。

参考サイト
内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局
内閣府地方創生推進事務局
https://www.chisou.go.jp/tiiki/kankyo/index.html